乙女ゲームの世界に転生したディアナ
現代日本でブラック企業に勤務していた女性は、激務の末に過労死する。そんな彼女が目覚めると、大好きな乙女ゲーム「星降る★恋のアストロラーベ」の世界に、悪役令嬢のディアナ・ディアフェルとして転生していた。そして、ディアナを溺愛する婚約者のシリウス・イヴェールから、積極的なアプローチを受けるようになる。自らの欲望のままにゲームの世界を壊してはいけないと感じたディアナは、ヒロインのクリスとシリウスをくっつけようと画策する。しかし、シリウスにとってクリスは眼中に入っておらず、さらにシリウスは転生前からのお気に入りキャラクターだったこともあり、ディアナは戸惑いながらも彼を受け入れてしまう。そんなある日、ディアナはスピカ・ディアフェルから呼び出しを受け、そのまま牢屋(ろうや)に閉じ込められてしまう。実は乙女ゲームの世界で、ディアナが悪役令嬢としてクリスに嫌がらせをしていたのは、シリウスと彼女を結婚させたい父親からの命令を受けていたからであった。父親の命令を無視していると判断されたディアナは、罰として監禁されてしまう。
シリウスの新たな婚約者候補
ディアナ・ディアフェルとシリウス・イヴェールは身も心も結ばれ、穏やかな日々を過ごしていた。しかし、その幸せも長く続かず、シリウスの新たな婚約者候補としてクリスが選ばれる。クリスはディアナに対して自分もシリウスを愛していると告げ、二人はライバル同士となる。そしてクリスは一般人代表の婚約者候補として、民衆から支持を受けるようになっていく。一方、ディアフェル家ではディアナをシリウスと結婚させ、王国を乗っ取る計画が進められていた。その噂(うわさ)は一部の貴族たちのあいだで広まっていき、ディアナは立場を失っていく。そしてその噂は、ついにシリウスの父親である国王の耳にも届いてしまう。